Q&A(薬について)
共通
- 薬の正しい飲み方は?
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服用時間
食前とは 食事をする30分位前に飲みます。 食間とは 食事と食事の間、食事をしてから二時間後位の事です。 食後とは 食後とは食事の後5分ぐらいで飲みます。 就寝前とは 寝る前30分位に飲みます。 ○○時間後とは 6時間、8時間毎など決められた時間を空けて飲みます。 頓服とは 痛いとき、熱が高いときなど、症状がある時に飲みます。
- 院外処方せんとはどのようなものですか?
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診察の結果、医師が治療上必要な薬の量や使い方を記入したものを「処方せん」といいます。「院外処方せん」は、病院内の薬局ではなく、病院外にある保険薬局へ持って行って調剤してもらう処方せんのことです。
- 全て院外処方せんになるのですか?
- 現在は、全て院外処方せんとなっております。ただし、保険外のお薬は院内処方となっております。詳しくは薬局でお問い合わせください。
- 院外処方にすると、個人の負担額が高くなる場合もありますが、反面、どのような利点がありますか?
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病院では、診察や検査分などの会計をしていただき、薬局では、お薬の会計をしていただくこととなります。
確かに、院外処方せんにすることで患者様の負担額が高くなることがあります。これは、保険薬局でお薬をより安全に確実に服用してもらうために薬歴の記録や服薬指導が行われているからです。さらに、他の病院で処方された薬等との飲み合わせなども薬局の薬剤師が、より専門的な立場でチェックすることによって、安心して服用することができます。※ジェネリック医薬品に変更が可能なので、負担額が安くなる場合もあります。
- どこの薬局でお薬がもらえるのですか?
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病院の近くやご自宅や職場などの近くにある「保険薬局」で院外処方せんを受け付けています。
- いつまでに薬局にいけばいいのですか?
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院外処方せんの有効期間は、通常、発行日を含めて4日間となっています。
なお、ご都合によりご本人が行けない場合には、代理の方が処方せんを持参して薬をもらうこともできます。
- 一度薬局を決めたら変えられないのですか?
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どの薬局を選ぶかはご本人の自由です。
しかし何よりも、ご自分のお薬を正確に管理してもらえる「かかりつけ薬局」を選ぶことが大切です。
産婦人科
- 妊娠中(妊娠しているかも知れない?)に薬を飲んでも大丈夫?
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薬を服用しなくても、胎児に奇形が生じる可能性は2から3%といわれています。
最終月経開始日からの日数 薬の影響度 0日 ~ 27日目 (0週 ~ 3週) 薬の影響を受けにくい時期で奇形との関連は少ないと言われています。 28日~112日目(4週~16週) 器官形成期になります。
この時期は出来るだけ薬の使用は避けたほうが良いでしょう。113日~(17週~40週) 催奇性より、発育の抑制や子宮内胎児死亡等を起こすことが、問題となる時期です。
薬の服用は医師にご相談して下さい。*妊娠期間中でも、甲状腺疾患、糖尿病等、治療を続ける必要がある場合には、医師の指示に従って服薬を継続してください。
切迫流早産の薬 ダクチル、ズファジラン、リトドリン錠等 貧血の薬 クエン酸第一鉄ナトリウム錠、フェジン注等 便秘薬 酸化Mg、ピコスルファートナトリウム等 痔の薬 ヘモポリゾン軟膏
- 授乳中に薬を飲んでも大丈夫?
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授乳中でもお母さんの病気の治療に薬が必要な事があります。
2ヶ月以内の乳児 この時期は肝臓や腎臓の働きが不十分で、薬を排泄する能力が低いため、母乳中の薬が赤ちゃんの体に蓄積され、思わぬ症状を起こすことがあります。むやみに市販薬を服用せず、医師にご相談ください。 2ヶ月以上の乳児 母乳中に移行する率が高く、重い副作用を起こすおそれのある薬は避けましょう。日常的に使われてる薬(風邪薬等)は母乳中への移行が少なく、また副作用も少ない薬が多く、授乳中でもほとんどの場合、授乳を続けることができます。しかし全ての薬が安全というわけではありません。誰でも簡単に買える解熱鎮痛剤に「バファリン」(成分:アスピリン)がありますが、授乳中の服用は注意が必要なお薬の1つです。授乳中の薬の服用は、自己判断ではなく必ず医師にご相談ください。
又服用を続ける場合には赤ちゃんの様子を常に観察しましょう。いつもと違う症状が見られたら、すぐに医師に相談して下さい。
小児科
- お薬の上手な飲ませ方は?(ミルクに混ぜても大丈夫?)
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お子さんに粉薬を上手に飲ませるために
年長のお子さんには お子さんに、薬を飲むことが病気を治すために必要であることを話してあげてください。
できる限り、水でのませてください。乳児の場合には 少量の水を加え、きれいに洗った指先につけ、お子さんの上顎・頰の内側に塗ったあと、水をのませます。水以外でもジュース、スポーツドリンク、乳酸飲料など、お子さんの好みに応じた飲み物を選んでください。 ※ミルクに混ぜてのませると、味が変わり、ミルクを嫌うようになることもあるので、ミルクに混ぜない方がいいでしょう。お薬の中に酸性飲料(オレンジジュース、乳酸飲料、スポーツドリンク、ヨーグルト)に混ぜたり、溶かしたまま長く放置すると苦みのでることがあります。
薬を上手にのませるための工夫
- 砂糖、粉末クリームなどを加えると、粉のままでものみやすくなります。
- 甘いものに混ぜる
シロップ、水飴、ハチミツ(1歳未満のお子さんには与えないこと)、ジャムなどに薬を混ぜてのませてください。 - 冷たいものに混ぜる
味覚を鈍くさせるため、シャーベット、ヨーグルト、ゼリーなどの冷たいものに混ぜてのませてください。(混ぜた状態での保存は避けてください)
- カゼ薬なのに食前に服用するのはどうして?
- 乳児はおなかがいっぱいの時は、お薬を飲まないことがあります。お薬を服用させる事が大切なので、おなかがすいている時に飲ませる事をお勧めしています。
- 前にもらった残薬を同じ症状なので飲ませても大丈夫?
- 原則として、親の判断で手持ちの薬を与えるのは禁止です。例外として、解熱剤は使用することは可能です。(ただし、お子様の体重により用量が変わりますので注意は必要です)
- 薬を飲ませる時間によく眠っている場合、起こして飲ませた方がいい?
- 起こしてまで飲ませる必要はありません。目が覚めた時にその分を飲ませてください。(ただし、次の服用はしっかりと時間をあけてください)
- 痙攣予防の坐薬と解熱薬を一緒に使っても大丈夫?
- 両方とも坐薬の場合、痙攣予防の坐薬を入れて30分以上たってから解熱薬を入れてください。解熱薬が内服の場合は、同時に併用して構いません。
その他、お薬の事で何か分からない事がありましたらご相談ください。
《問い合わせ先》
堀病院 院内薬局 045-391-2561(代)
月曜日~土曜日 8時00分~16時00分