胎児超音波スクリーニングのお知らせ
当院ではより安心してお産に臨んでいただくことができるように “胎児超音波スクリーニング検査”を希望者に行っております。
予約制で、20~23週の時期と27~30週の時期のいずれか一方または両方を受けることができます。
この検査では、産科領域認定超音波検査士が一人に20~30分かけて赤ちゃんの脳、顔面、脊椎、心臓、肺、胃、腸、大血管、腎臓、膀胱、生殖器、四肢など全身をチェックし、胎児発育や血流測定、さらには羊水量や胎盤、臍帯などについても観察します。普段の妊婦健診での超音波検査よりも時間をかけてさらに細かいところまでも系統的に詳しく調べます。
もし異常が見つからなければより安心してお産に臨めますし、たとえ異常が見つかったとしてもあらかじめ赤ちゃんにとって最善の治療が受けられるように準備を早くから整えることができるというメリットがあります。
また生むか生まないかの選択のために受けるものでもありません。
あくまでご本人の希望で受けていただくものと考えております。
ただし、普段の検診で羊水の量が少なかったり、赤ちゃんの発育が遅かったりというような医学的な理由がある場合にはこちらから受けていただくことをお勧めする場合もあります。
胎児心エコー精査外来のお知らせ
当院では毎月1回、胎児心エコーの専門医による精査外来を行っています。
先天性の胎児心疾患は約1%に認められ、生まれてすぐの治療が必要な場合も少なくありません。胎児心エコー精査外来を受けることにより、妊娠中から心疾患の診断をつけて、その対策を立てられれば出産後すぐに治療を始めることができます。また必要なら出産も赤ちゃんの治療ができる病院に転院してすることによりお母さんと赤ちゃんが離れ離れにならなくてすみます。
もちろん心疾患が見つからなければその分安心して出産に臨めます。
対象は、胎児超音波スクリーニング検査や妊婦健診時に胎児の心臓の異常を疑われた方、上のお子さんやご自身、身内に先天性の心疾患があり心配な方などですが、予約枠に空きがある場合はご希望のある方はどなたでも受けていただけます。
ご希望の方は受付にお気軽にお申し出ください。
対象 | 20〜30週くらいまでの方 予約制 月1回 |
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検査料 | 8,000円 |
担当医 | 神奈川県立こども医療センター循環器科 川瀧元良先生 |